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主務のぐたぐただらだら愚痴部屋

大阪のラグビークラブの主務の愚痴部屋です。 日々の所感をぐたぐた、だらだら愚痴ります。
 阪神が22日、“豪快花火”4発でヤクルトに圧勝した。二回に先制2ランを放った桜井広大外野手(24)が、2打席連発を含む3安打5打点と大爆発。投げては上園啓史投手(23)がプロ初完投勝利。偉大なるOB・村山実氏の命日を、39年ぶりの夏の長期ロード11勝、2年ぶりの勝ち越しで飾って首位に1・5差だ。
 誰ひとり帰らない左翼席で、メガホンが揺れていた。若き主砲の帰りを待つ、虎党のメガホンが揺れていた。
 「うれしいですね。野球をやってるというか…充実感があります」。口元を凛々(りり)しく引き締め、真っすぐ前を向いた。虎党に選ばれし男だけが持つ独特の雰囲気が、そこにあった。
 そのパワーはもう、ケタ外れというほかない。猛虎中軸のトリを務める超高性能バズーカ。神宮の夜空を彩った“大花火大会”は、若き主砲のバットから始まった。
 二回、一死一塁。高市の7球目、外寄りのフォークをたたき返した。中堅後方に舞い上がった打球がフェンスをまたぎ、バックスクリーン左に深々と突き刺さる。5号先制2ランだ。
 「最後に甘い球が来たので、思い切り振りにいきました」。見る者を滞空時間で酔わせるホームランバッター特有のアーチ。しかしこれは、序曲に過ぎなかった。
 三回。今度は2-1からの5球目、内角速球をこん身の力でたたきつぶす。左翼頭上を切り裂いた弾丸ライナーは、瞬く間にスタンドに突き刺さった。自身初の2打席連続弾となる今季6号。虎党の熱狂が、最高潮に達した。
 「(高市が)サインに2回首振ってたんで、真っすぐ一本で待ってました」
 次代の主砲として期待を集め続けた、この5年間。1軍経験すらなかった桜井広大の名が、たびたびメディアで大きく取り上げられた。1軍選手にも匹敵する、虎党内での知名度。しかしそれは、期待に応えられずに低迷を続けていることの裏返しでもあった。
 街中を歩く時は、知らず知らずのうちに人通りの多い道を避けた。名前だけが大手を振って道の真ん中を歩く一方で、体はいつも薄暗い小道を選び、その端をうつむき歩いた。自分の名前の、影すら踏めない-。言いようもなく、悔しかった。
 驚弾2発に飽き足らず、さらに火を噴く強力バズーカ。八回には二死二、三塁から技ありの適時二塁打を放ち、敵に容赦なくトドメを刺す。力と技でたたき出した3安打5打点。無類の勝負強さで、大勝劇の主役を演じた。
 今季最多の貯金8。長期ロードも4試合を残し、2年ぶりの勝ち越しを決めた。そしてこの日は元ミスタータイガース・村山実氏の命日。非の打ちどころのない勝ちっぷりで、猛虎の一時代を背負った右腕を弔った。
 「明日も勝って、3連勝したいと思います」。笑顔で見上げたスタンドから、虎党の祝福が降り注いだ。今や覇権奪回に欠かせない猛虎の主軸。もう、うつむく必要はないのだ。その行く手には、洋々たる未来があるのだ。
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